これは便利! Z80 マシン語コーディング用紙

「これは便利!」というのは冗談ですが、Z80 用のマシン語コーディング用紙(コーディングシート)が残っていたのでアップロードしておきます。

マシン語コーディング用紙

「マシン語コーディング用紙」の表紙です。1985 年ごろに町の電気屋で購入したものです。

「Addcom」というロゴから、アドコム電子株式会社製であることが分かります。
下半分に書いてあるのは、当時普及していた 8bit CPU である Z80 のマシン語です。

シート本体です。

使い方はおおよそ次のようになります。

  1. アセンブリ言語でプログラムを書きます。もちろん、鉛筆で書きます。


  2. 書籍に載っている命令表を見ながら、ハンドアセンブルします。つまり、アセンブリ言語を 16 進数のマシン語(機械語)に変換します。「LD HL」(ロード HL レジスタ)は 21 で、「0ABCDh」はひっくり返すと CD AB なので(リトルエンディアン)、マシン語は 21 CD AB ですね。


プログラムが完成したら、16 進数のマシン語をパソコンに打ち込み、実行します。
たいてい暴走するので、コーディングシートに戻って、ロジックが悪いのかハンドアセンブルを誤ったのか見直します。
パソコンに戻って、修正したマシン語を打ち込み、実行します。
また暴走するので、コーディングシートに戻って、ロジックが悪いのかハンドアセンブルを誤ったのか見直します。
……気が遠くなりますね。