アイオーデータのバンクメモリ仕様書(PC-9801時代)

アイオーデータ機器 (IO DATA) が策定したバンクメモリ仕様書 (BMS) の一部を、NEC PC-9801 時代の史料としてアップロードしておきます。Web 上に見当たらなかったので。

バンクメモリ仕様書

バンクメモリ仕様書の表紙です。「Bank Memory Specification Version1.3, Copyright 1988, 89 I・O DATA DEVICE Inc.」とあります。

当時はメールが普及しておらず、アイ・オー・データ社に「BMS の資料をください」と手紙を書き、郵送してもらった気がします。A5 サイズのコピー用紙、全 17 ページ(表紙を除く)、ホッチキス綴じの簡素な資料です。

最初のほうのページです。

「1.1 イントロダクション」に、80000h~9FFFFh の 128KB を切り替えて使う旨書いてあります。
当時の NEC PC-9801 のメモリ空間は 00000h~FFFFFh の 1MB しかありませんでした。それでは足りないということで、メモリ空間の一部を切り替えて使うバンク切り替えの仕組みが導入されました。

仕様書の後ろのほうのページです。

ファンクションのリファレンスです。AH レジスタなどにパラメータをセットして呼び出すと、AH レジスタなどに処理結果が返ってくる旨書いてあります。アセンブラでの制御になります。